2018.5.29|MEDIA

2018.5.22掲載 溶接ニュース – 冷却水で身体を効果的に冷却

特集:暑熱対策の優秀製品

近年、異常気象による高温注意報が夏場を中心に発令されており、溶接現場でも様々な方法で暑熱対策が行われている。暑熱対策を行うことにより、労働災害を未然に防ぐことはもちろん、作業効率の改善やコストダウンにも貢献する。本特集では空気や冷却水を利用し冷却する作業服やボンベカバーなど各社が取り組む暑熱対策製品をまとめた。

消防庁が発表した、全国で熱中症により救急搬送された人は、2017年5月から9月までの累計で5万2984人にも上っており、3年連続で約5万人が救急搬送されている。なかでも道路工事現場・工場・作業所など仕事場からの搬送は約10%を占めている。

火気をともなう溶接作業現場などではとくに注意が必要で、作業者はこまめな水分・塩分の補給はもちろんのこと、作業環境改善のための各種設備導入なども重要となる。また、各種高圧ガスを使用する際には取扱いにも注意が必要である。

2020年東京五輪関連工事や再開発工事などが急ピッチで進むなか、溶接作業現場及び作業現場周辺の暑熱対策を十分に行い、労働災害防止や作業効率の改善、コストダウンにつなげることが重要だ。

これから溶接士にとって最も過酷な季節「夏」がはじまる。熱中症などに対する準備を怠らないようにしてほしい。

冷却水で身体を効果的に冷却
鎌倉製作所:身体冷却システム

鎌倉製作所は昨年より、新発想の身体冷却システム「COOLEXシリーズ」を発売しており、採用したユーザーから好評を博している。4月に開催された「2018国際ウエルディングショー」にも出展し、来場者から大きな反響を集めた。

「COOLEX-1」は、専用のウェアとミニチラーを接続ホースでつなぎ、ウェア内に冷水を循環させることで効率的に身体を冷却できる点が最大の特徴。直接、身に着けるウェアタイプのため周囲温度の影響を受けにくく、これまで対策が難しかった周囲温度40-50度の酷暑現場でも効果を発揮する。また空冷式と異なり助燃作用がなく、溶接現場でも安心して使用できる。

冷水は環境に合わせて7-20度の間で調整が可能で、AC100ボルト電源があればどこでも使用できるなど機動力にも優れる。消費電力は180ワットという優れた省エネ性もセールスポイントの一つ。接続ホースは4メートルが標準付属しているが、最大8メートルまで延長可能だ。
専用ウェアは肩周りをすっきりさせ、冷却効果と作業性を兼ね備えた袖無しタイプの他に難燃素材を採用したウェアもラインアップした。オプションで床にホースを這わすことなく使用できる可動式アーム架台も準備している。

溶接作業以外にも塗装作業、鉄鋼工場、食品工場など様々なユーザーから問い合わせがあるという。

問い合わせは、電話03-3403-0881(COOLEX事業部)まで。