2019.7.28|MEDIA

2019.5.28掲載 日刊産業新聞ー身体冷却システム 新型可搬式を開発

身体冷却システム 新型可搬式を開発
頭部冷却ウェアも発売

産業用換気装置の総合メーカー鎌倉製作所(本社=東京都港区、堀江威史社長)は、6月末に「COOLEXシリーズ」の新機種として「COOLEXーMobile(クーレックスモバイル)」を発表する。可動性を重視したリュック型小型チラーを開発し、10㍍ケーブルを付属したタイプとバッテリーを搭載したタイプを用意した。鉄鋼業界から要望が強かった難燃素材の「頭部冷却タイプ」のウェアも今月末に販売を開始する。

20190528 日刊産業新聞

7月の猛暑対策展に出展

「『COOLEXーMobile』は小型チラーの可搬式としては業界初になる。『COOLEXシリーズ』は発売開始から3年目だが、鉄鋼業界から多くの問い合わせを頂いた。酷暑環境タイプ『COOLEXー1』はウェア内部を循環する冷却水は7ー20℃まで設定でき、周囲温度が45℃でも10℃の冷却水を作る。製鉄所の構内作業でも使用して頂いている。これまで頂いた要望を形にすべく、今回新たにラインアップに加えた」(COOLEX事業部)。

「COOLEXーMobile」は、鍛造、鋳造、溶断作業などの現場で使用されている酷暑環境タイプ「COOLEXー1」に機動性を加えた位置づけとなっている。

「COOLEXー1」は、作業範囲半径が4㍍から8㍍だが、チラーにモバイルバッテリーセットを搭載したタイプであれば、どこにでも持ち運びを可能にする。

ウェアは、より密着したフィット感を目指し、デザイン会社と素材の選定から協議し、改良を加えた。素材は伸縮性の高い特殊素材を採用。バックルなどを無くし、専用ウェアを身体に密着しやすくした。作業着のインナーとして使用することで、冷却効果を高める。ウェアサイズも幅広く取り、女性でも着用できるよう3つのサイズを用意した。

小型チラー本体の重さは5ー7㌔。オプションの床置用接続ホース1・5㍍を使用すれば、チラーを作業スペースに置け、作業者の負担も減らすことができる。

「頭部冷却タイプ」は、身体だけでなくヘルメット内部も冷やしたいとの要望が鉄鋼業界から寄せられ、難燃素材を使用し、実現した。

6月末には、防塵・防水に特化した新機種も販売予定で、さらなるラインアップの充実も図る。

「工場における人の空調の未来形として、身体冷却で移動できる『COOLEXシリーズ』を開発してきた。小型化・作業性の向上はもちろん、お客様のニーズや反応を取り入れ、さらなる製品の充実を図っていきたい」(同)。

7月24日から東京ビッグサイトで開催の猛暑対策展では「COOLEXシリーズ」を出展し、拡販に注力する。