食品工場の熱中症・暑さ対策の課題と対策

2024.10.01 コラム

はじめに

空調を使い温度管理している食品工場でも加熱工程では火を使い、釜作業では高温の水蒸気が発生します。
また衛生面の配慮から作業者は衛生服やマスクを着用しており、作業場温度だけでなく身体からの熱がこもりやすい環境で、一般的な熱中症・暑さ対策では効果が出にくく、職場独自の課題もあります。
食品工場での熱中症・暑さ対策の課題と代表的な作業現場、対策製品を紹介します。

食品工場での熱中症・暑さ対策の課題

食品工場は焼成、乾燥、フライヤー、炊飯など熱を伴う作業が多くあります。衛生面を考慮し衛生服・マスクを着用する必要があり、熱中症・暑さ対策が難しいとの声があります。課題としてあげられる内容をまとめました。

・熱源近くで常に高温環境にさらさている、多くの熱源があり空調が効かない
・衛生服・マスクをしており空調効果を感じない、身体からの熱がこもり蒸し暑い
・人は冷やしたいが加熱している食材は冷やしたくない
・粉体を使っている工程で風を使う対策ができない
・一般的な熱中症では効果では効果がない、本当に効果があるか判断できない

問い合わせがある代表的な作業現場を紹介します。

加熱工程での作業(窯・焼き場・フライヤーなど)

窯・焼き場・フライヤーなどの加熱工程は熱源前の作業で常に熱にさらされている環境です。火を常時使用することから、全体空調をしても作業場温度が体温以上となるケースも珍しくありません。火を使う以上、熱の発生を避けることは不可能で熱を適度に逃がしたり、作業者に対して適切な熱中症・暑さ対策が求められる現場です。

釜作業・清掃

煮込み、炊飯など火を使用する釜作業は熱の影響を直に受けます。また高温の水蒸気も発生するため高温高湿の非常に過酷な環境で、衛生服を着用していることで身体からの熱もこもり蒸し暑い現場です。設備停止後の清掃でも一度温度が上がった作業場は高温状態が続き、洗浄を始めると一気に湿度が上昇するため蒸し暑い環境となります。

点検・検査業務

ベルトコンベアに流れてくる商品の不良や異物チェックを行う作業。動きが少ない作業であるが、作業中はその場から離れることができない。最終工程の場合も多く衛生服・マスク・帽子・手袋が必須の作業場のため、空調の風を感じにくく十分な冷却効果を得られないケースもあります。

原料投入(醸造工程・精米など)

熱を帯びた醸造釜近くの作業は作業者にとって非常に暑い現場ですが、加熱している醸造釜を冷やすことができず全体空調などの対策ができないケースがあります。また粉体を扱う原料投入作業は風を使う対策は使用できず熱中症・暑さ対策が難しい現場の一つです。

食品工場の熱中症対策には…COOLEX

チラー(冷水器)で冷やした水をチューブを張り巡らせた専用ウェアに循環させ身体を冷やす冷却ウェアです。水温設定ができ一定の水温を維持するので冷却効果が持続します。水冷方式で風を嫌う粉体を扱う作業にも適した仕様となっています。チラーは高温環境でも十分に冷やせる能力があり防塵タイプもラインアップ。今まで対策を諦めていた酷暑現場でも、確かな冷却効果を実感することができます。

【食品工場で選ばれるポイント】
・40℃以上の酷暑環境でもシッカリ冷える冷却能力
・インナー着用で衛生服の内側から効果的に冷却
・風を嫌う現場に最適な水冷方式
・産業医科大学との共同研究で実証された冷却効果

※2023年 当社調べ
工場の熱中症対策 紹介サイト:【工場の管理者向け】自社にあった熱中症対策がわかる疑問解決サイト~Ne-Ketsu~ (ne-ketsu-book.com)
>>>毎月熱中症・暑さ対策に関するコラムを発信していきます。次の更新は11月1日予定です。次回もお楽しみに!
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