導入事例

金属加工部品への塗装作業。防錆、加飾、耐摩耗性を鉄部品に付加する塗装をしております。作業場は温度が約40℃、湿度もあり高温高湿の厳しい作業環境となっておりました。これまでスポットエアコンなどで対策を行っていましたが、塗装作業に影響があるため、設置場所や風向きに気を使う必要がありました。

2018年夏ごろに窓口業者から紹介されデモを実施。実際の作業場でもシッカリと冷却効果を確認できた点、スポットエアコンのように風を気にする必要もなく使いやすい点が採用の決め手となりました。またエアコンと比較してランニングコストが安いことも大きな要因でした。翌年（2019年）、本格的な夏を迎える前の5月に導入しました。

チラーは小型で大きな設置スペースが必要なく使用できています。スポットエアコンと比較し、商品に結露の発生がなく、また水冷式で風が発生しないので塗装作業には適したシステムでした。ホース経路には台車や邪魔になるものを置かない、使用者以外は通らない場所で使うなど運用ルールを徹底しておりますが、ホースの脱着もワンタッチと簡単で、ウェア自体も薄く作られており、作業への影響もなく快適に使用できています。塗装室が外気をそのまま取り込んでいるので、暖房機能がある商品開発に期待しています。