日本フルハーフ株式会社 厚木工場 様

輸送用機器関連
バンボデー・トレーラ・コンテナなど、各種輸送用機器の製造・販売
COOLEX-Pro
粉体塗装ブース・検査工程
神奈川県
https://www.fruehauf.co.jp/
導入の背景

輸送用機器を製造している当社は扱っている製品が大きく、塗装工程では上下に動く昇降リフトに乗って作業を行っています。
溶接から塗装まで一連の流れで製造しており、一つのラインが停止すると全体に影響が出るため、作業工程及び作業員の体調管理には細心の注意を払っています。
塗装工程がある建屋は大型乾燥炉があり、夏場のブース内温度が40℃を超えることがあります。作業員は防護服とエアラインマスクを着用するため、顔は涼しいものの、上半身は汗でびっしょりになるほど厳しい状況でした。
粉体塗装の性質上、風や湿度の影響を受けやすく、空調服を着用すると塗装の粉を吸い込んでしまうという問題がありました。
従来は休憩時間を増やしたり、保冷材付きベストで対応していましたが、保冷材は1時間で溶け、準備も手間がかかりました。
熱中症対策は労働災害防止の観点から全社で積極的に取り組んでおり、建屋やブース内の温度をモニタリングしています。
さらに塗装職場では休憩時に心拍数を測定するなど体調管理を強化。しかし、それでも熱中症の発症を防ぐことができず、対策に苦慮していました。

導入の経緯

取引先の企業((株)ミトヨ様)よりCOOLEXを紹介され、導入を検討しました。数年前にも試用経験がありましたが、当時よりウェアの密着性が向上し、軽量化されていました。
冷却効果が十分に認められこと、ホースも柔軟で容易に脱着できるため休憩時も楽で歩行や昇降作業に支障がなかったことが決め手となりました。
導入を進めるにあたっては、社長・工場長に測定データや実際の作業現場を視察してもらい、現場の厳しい状況を具体的に理解してもらうことで、円滑な導入が実現しました。

導入の効果

COOLEX導入後、今年は熱中症の発生が一人もなく、大きな効果を感じています。
現場からは次のような声が寄せられました。
「身体全体が均一に冷え、体感温度がかなり下がる感覚がある」
「着用したことでバテるような感覚がなくなり、快適に作業できるようになった」
「保冷材タイプと異なり継続的に冷え、保冷材の準備や交換する手間がなくなり楽になった」
「作業が継続的にできるようなり作業効率があがった」
また導入前は休憩時の心拍数が110~120だったのに対し、導入後は100前後までしか上昇しないという定量的にも明確な改善が見られました。
来期は昇降リフトでのホース取り回しをさらに改善し、より使いやすい仕様にしていく予定です。

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