導入事例

脱臭炉は臭気ガスを高温加熱することにより、排ガス中に含まれる臭気成分を高温酸化分解させ無害な成分へと処理する設備です。脱臭炉内部の熱交換器は1週間に1度、蒸気をかけ清掃する（スートブロー）ためのバルブ操作を行います。脱臭炉に囲まれた作業場なので、夏はかなり高温に、冬でも汗をかくほどの暑さになる環境の中で、約1時間の作業を行う必要があります。作業場にスポットクーラーの吹き出し口を設けていますが、十分な効果が出ておらず、建屋全体の空調から分岐している為、冬場は使用できません。その様な事もあり、一年を通じて建屋全体が暑い現場となっています。

周囲温度が暑すぎるのでファン付ウェアでは熱気を吸い込むだけで効果がなく、出入りの商社に暑さ対策の相談をしたところCOOLEXを紹介されました。水冷式なので暑い環境でも効果がでるかもしれないと思い、すぐに現場でのデモを依頼しました。デモで水冷式を初めて体感したところ、よく冷える事を確認出来た為、1台導入することとなりました。

導入後に実際の作業場で評価試験を行ったところ、装着後の表面体温は下がり機器の冷却効果が確認できました。作業者から気持ちがいいとの声もあり、効果を感じています。スートブロー作業以外にも暑いところで比較的動きがない作業があるので、こちらにも利用しております。来期は延長ホースを追加しチラーの性能が十分に発揮できるよう脱臭炉から離して使用することを検討しています。