トヨタディーラーに併設された弊社は自動車の事故修理(板金・塗装)作業を行っています。
塗装ブースは2か所あり、乾燥工程があるため非常に暑く、塗装開始時にはブース内温度が45℃を超えることもある高温環境となっています。塗膜によっては下塗りから4層の塗装を重ね、初期乾燥までをブース内で行うため、1台あたりの作業時間は約1~3時間に及びます。
車両への埃の付着を防ぐため、基本的にブース内には作業者が一人しか入りません。この一人作業の時間が長く、作業者が体調を崩した際に気づきにくいことが大きな課題となっていました。そのような中、実際に熱中症になりかけた作業者が出たため、本格的に暑熱対策の検討を始めました。
以前にファン付きウェアを使用したことがありましたが、塗料を吸い込んでしまうことや、埃を巻き散らす危険があることから使用ができない経緯がありました。
改めて熱中症対策を検討するにあたり、「水冷ベスト」か「アラーム通知機器」かで検討を重ねましたが、本来の目的は快適な作業環境をつくることであると考え、「水冷ベスト」の導入へ方向性を定めました。
インターネット検索で水冷式のCOOLEXを見つけ、当初はコスト面で慎重になったものの、隣接するトヨタL&F香川様からの情報もあり、デモを行うこととなりました。デモを通じて冷却効果を十分に感じることができたため、導入を決定しました。
導入後、冷却効果に関しては大変満足しています。作業者からは「帰宅してからも身体のほてりが少なくなったように感じる」との声もあり、熱中症対策として効果を実感しています。
昨年(2025年11月)から溶剤塗料から水性塗料に変更したため、スプレーガン、ドライヤー、そしてCOOLEX用にそれぞれホースがあり、ホースの取り回しには工夫が必要です。また塗料変更時にブースから出るため、一時的にホースを外した際、それまで冷えていた分だけ暑さが気になるといった意見もありますが、一番の目的であった「一人で作業を行うときの熱中症リスクの軽減」には大いに貢献しています。
熱中症対策の義務化に伴い、香川トヨタグループ全体で職場の環境改善に真剣に取り組んでいます。今回の塗装ブース以外にも大型スポットクーラーを導入して作業場の環境改善を図っています。弊社の暑熱対策の取り組みはメーカーを通じて系列企業にも共有していく予定です。
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