2021.5.25掲載 熱産業新聞―身体冷却システム「COOLEX-Multi」 効率よく効果的に冷却 【FOOMA特集】

2021.05.25 メディア

鎌倉製作所は、今回の「FOOMA JAPAN 2021」に、身体冷却システム「COOLEX-Multi(クーレックス・マルチ)」と冷蔵庫用加湿器「グリーンキーパー」を出展する。

工場の暑さ対策には、全体空調やスポット空調、換気などがある。しかしながら、防護服や衛生服を着用するため空調効果が感じにくい、湿度が高い、防爆エリア、気流を抑制したいなど、これまでの対策では改善が難しい職場が多く存在する。また、大きな空間や熱源が多い現場を快適な温度にするには、非常に大きなエネルギーとコストが必要となる。

「COOLEX-Multi」はチラーから供給された冷水をウェア内に循環させ、作業者の身体を直接冷やす冷却システム。一台のチラーから配管を室内の天井に通し、配管から下げたホースで複数の作業者のウェアに冷水を供給する。

空間や製品を冷やさず作業者だけを冷却。熱源前の作業でもしっかりと冷却効果を感じることができる。防護服・衛生服の内側から作業者を冷却。前面・後面・脇など上半身全体を冷却する。助燃性の心配もない水冷方式を採用。チラーで冷やした約十℃の冷水で持続的に作業者を冷却する。

同社COOLEX事業部COOLEX販売部の木野良太氏は「『COOLEX-Multi』は、釜・焼き場・ピッキングなど高温化の作業が多い食品製造に適している。着用した人だけをピンポイントで冷却するため効率的かつ効果的で、空調より安価なランニングコストで高い冷却効果を実現する。配管は七十㍍まで延ばせるので、作業場のレイアウトに合わせて設置できる。チラーで冷やした冷水をウェア内に循環させる『COOLEX』シリーズには、このほか、一般作業向け汎用タイプの『COOLEX-Light』、酷暑作業向け高機能タイプの『COOLEX-1』。五十五℃までの超酷暑環境作業向け『COOLEX-Pro』、機動性を追加したバックパックタイプの『COOLEX-M131』があり、用途に合わせてお選びいただくことができる。今年からは、フォークリフトの座席のシートと背面を冷却するフォークリフト用クーラー『COOLEX-V151』も新たに商品化した」と語る。

「グリーンキーパー」は、独自の気化技術により野菜・生花の鮮度保持に最適な湿度空間を実現する冷蔵庫用加湿器。

同社独自の気化技術により、野菜・生花の鮮度保持に最適な九十%以上の湿度空間を実現。湿度が100%を超えることがないため結露の発生がなく、野菜・生花を痛めることなく加湿することができる。湿度センサーなども不要で管理の手間が省ける。

エチレンガスを分解する特殊フィルタを内蔵。エチレンは植物の呼吸を促進し、成長を早める働き(劣化)があるが、これを分解することで植物の劣化を遅らせ、鮮度の維持を図ることができる。

キャスター付きのコンパクト使用で設置工事不要。一般冷蔵庫・店舗・倉庫に最適である。

使用電力は一日あたり三十円。水の気化という自然の原理を利用することで省電力を実現している。

木野氏は「『グリーンキーパー』はスーパーマーケットやJAなどで採用され、ご好評いただいている。ご採用を検討されるお客さまには、デモ機を貸し出しており、青果や花卉を扱われるお客さまにはぜひこの『グリーンキーパー』をお試しいただきたい」と語った。

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