2022.6.8掲載 日刊産業新聞 ー COOLEXシリーズ 鉄鋼業界で高い評価

2022.06.10 メディア

身体冷却システムCOOLEXシリーズ 鉄鋼業界で高い評価

産業用換気装置の鎌倉製作所(本社=東京都港区、堀江威史社長)が開発・販売するピンポイントで作業者を冷却する身体冷却システム「COOLEXシリーズ」は暑さが本格化するシーズンに向けて鉄鋼業界で導入が進んでいる。
日本製鉄東日本製鉄所(鹿島地区)では、スラブ運搬を行う天井クレーンの作業者がスラブからの輻射熱にさらされており、対策が急務であった。採用された防じん・防水仕様の超酷暑タイプ「COOLEX-Pro」は、55℃の環境でも冷却効果を発揮。溶接や粉じんが発生し、風を嫌う現場で高い効果を発揮する。導入した現場では「暑い」といった意見が聞かれなくなったという。
神鋼ファブテックでは酷暑作業タイプの「COOLEX-1」が採用され、「他の冷却システムに比べて、長時間使用しても冷え方が変わらず、金型を冷やさない」と高い評価を受けている。
顧客の要望を受け、「COOLEX-Pro」「COOLEX-1」の接続ホースを軽量化。重量が約40%、太さが約20%ダウンとなり、ホース取り回しを改善した。「細く、軽くなり作業性を上げた」(同社・COOLEX事業部)。7月には、汎用タイプの「COOLEX-P131」をラインアップに加える。「COOLEX-Light」の後継機種で作業周囲温度を45℃まで対応するなど性能を向上させた。フォークリフト用クーラーの耐震・防水・防じんタイプ「COOLEX-V152」も5月に発表し、顧客の要望に応えるべく今後も開発に注力する。

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