製錬作業は400℃になる炉の前で行い、溶けた「はんだ材」を汲んで型にいれる作業です。炉の輻射熱の影響で室内温度は50℃近くまで上昇します。頻度は多くありませんが、作業を行う時はまる1日過酷な環境で行います。スポットクーラーは設置していますが周辺空気が暑く風量も少ないため、作業中の効果はあまりなく作業を中断して顔や服の中に風をあてて涼みに行く程度でした。
展示会でCOOLEXを見つけホームページで商品の概要を確認しました。使い勝手、冷却効果が心配だったので、1週間トライアルを申し込み、本格的に暑くなった7月に実際の作業で使用してみました。検討した製錬作業は可動範囲が限られており、ホースの取り回し含め問題なく使用できました。また体温上昇も抑えられ冷却効果をシッカリと感じることができたので、導入することにしました。購入にあたってはエイジフレンドリー補助金の活用を予定していましたが、事前申請が必要で購入が遅くなる恐れがあったため、断念しました。
作業者からは「バッチリ冷える」「冷却効果を感じる」との声があがっており、導入した効果として大変満足しています。今回の製錬作業現場(熱源の前で非常に暑い、作業域が限定されている)には最適な冷却システムで現状では大きな不満・改善要望もありません。溶けた「はんだ」が飛んでくることもあるので、ウェアの扱い・耐久性には注意していきます。補助金の情報や申請方法などのアドバイスがあると、今後導入しやすいと思います。