導入事例

COOLEX-V151BR（ノンフロンタイプ）

40tの大型フォークリフト車両でスラブ（2m×9m）を船に運搬する作業を行っています。搬送するスラブは最高300℃もあり、風向きによってはその輻射熱を運転席で直に受けます。その中で4～5時間連続で作業することもあり、非常に過酷な環境となっていました。車両には空調がついていますが輻射熱や直射日光の影響で冷却効果としては物足りない状況でした。また粉塵が多く毎年不具合が発生し、海外製なので部品よっては交換に大変時間がかかっておりました。熱中症対策には積極的に取り組んでおり、毎年新しい商材を試し導入しております。

取引のある商社の担当より、フォークリフト用クーラーを紹介されました。空調補助として使用できそうなので、現場でのデモを依頼。実際の検討している車両に設置し、冷却効果だけでなく機器の収まり具合など色々と確認しました。車両にPC用の100V電源があったので、ACアダプタ経由とすることで100Vに対応。また大型車両の座席には通常の取付架台（座席設置タイプ）では使用できなかったので、特殊仕様としました。冷却効果をシッカリと感じ現場に即した運用目途もたったので導入することとなりました。

空調と併用して使用していますが「涼しいというよりも冷たい」「暑い環境の方がより効果を感じる」などの意見もあり作業者からも上々の評価です。電源はエンジンをかけるとチラーに給電され運転を開始しますが、冷えるまでの時間も気になりません。熱中症対策として十分に効果を発揮しており、自社内での発表だけでなくJFEスチール構内の協力会社にも取り組み事例として紹介しました。大型フォークリフトは複数台保有しているので、他車両にも検討していきたいと考えております。