連続鋳造の監視作業は、周囲温度が50℃を越える上に、1600℃の溶鋼から輻射熱を受ける過酷な環境での作業です。その為、対策としてスポットクーラーはありましたが思うような効果は無く、他にもいろいろ検討してきましたが、有効な防暑対策製品はありませんでした。
このような状況で、常々出入りの商社さん(㈱ジェスクホリウチ長岡支店様)に相談していたところ、COOLEXを紹介され、これはと思い1週間のトライアルを申し込みました。
高温で粉塵の多い作業現場にチラーを置くより、隣接する事務所の中にチラーを置いた方が良いと考え、ホースの長さを優先してCOOLEX-Proをお願いしました。実際の現場で作業員に1週間試したところ、非常に効果が見られたのですぐに採用しました。このCOOLEXの冷却状況を見た別の現場から、走行クレーンでも使ってみたいと声が上がり、相談したところ座席を冷やす冷却シートを紹介され、追加での採用となりました。(設置機種:COOLEXーPRO×1式・COOLEX-1 冷却シート×2式)
チラーは1台ですが冷却ウェアは人数分を採用しています。トライアルをして採用しましたので冷却効果は間違いありませんし、実際使ってみると汗をかく量が減った事に気づきます。ただし、頭も冷やせないかとの声が上がっており、今後は頭部冷却を検討しようと思います。走行クレーンは今まで電気室と作業員を冷やすエアコンが2台ついているにもかかわらず、下からの熱を受けてまったく効果がありませんでしたが、COOLEXの冷却シートは冷えすぎて水温の調整を行うくらいです。